インサイトって何?アメリカで最も成功したマーケティングに学ぶ

 

どうも、カオルデザインの嶋田です。📛

入社から早3ヵ月が経ちましたが、いまだに電話対応に不慣れでございます。

入社当初は教わった仕事を覚えることに必死でしたが、

最近は営業について自ら考えてまとめたりもしています。📝

 

そんな中、面白い情報を得ました。💡

 

「インサイト」という言葉をご存じですか?

インサイトとは直訳すると「洞察」「物事を見抜く力」ですが、

マーケティングにおけるインサイトは「人を動かす隠れた心理」のことを指します。

 

ではよく聞く「潜在ニーズ」とは?

潜在ニーズとは

欲求があるのにそれに気づいていない状態、ユーザーの意識化にある欲求のことを指します。

例えば「痩せたい」と思っているとします。

なぜ痩せたいのか掘り下げると「健康になりたい」「オシャレな服が着たい」

という潜在ニーズが見えてきます。

 

インサイトとは

まだ欲求さえない状態を指し、

顧客の行動(商品の購買・サービス利用)に無意識的に影響を与える要因のことです。

なので、

「インサイト」と「潜在ニーズ」は同じようで全く異なりますね。

 

実際にアメリカで最も成功したマーケティング🇺🇸

と言われている

有名なインサイト成功例として、

牛乳加工業者の消費量が落ち込んだとき「牛乳は健康に良い」「牛乳は栄養価が高い」

とメリットを強調し宣伝しましたが、

消費者はそれを理解したものの消費量はあがりませんでした。🐄📢

そこで業者は方針を変え「なぜ牛乳を飲むのか」を調べるため、

牛乳常飲者を集め1週間牛乳を飲まないようにしてもらい

1週間後に聞き取り調査を行ったところ、興味深い結果が得られたそうです。🔎💡

日常的に牛乳を飲んでいたのに

聞き取り調査をされるまで「牛乳のことなんて考えていなかった」と答えた人も….。

対して「牛乳が飲めなくなって初めて牛乳のことを考えた」という人も。

さらには「チョコやクッキーなど甘いものを食べるときに牛乳が飲めなくてイライラした」という人も。

 

🥛🐄調査の結果

「牛乳が飲みたくて飲んだ」のだけれど

「牛乳が飲みたい」という理由ではなく

「牛乳と一緒にチョコやクッキーを食べたい」という理由で牛乳を買っていたことが判明!

人々がちゃんと牛乳のことを考えるのは

ケーキを作るとき等…牛乳が欲しい場面で牛乳がないときだけという事実も判明!

なんだか不思議ですね。💭

 

調査を通じて

「消費者を『チョコやクッキーが食べたい』という気持ちにさせれば牛乳が売れる」

という洞察(インサイト)を得ることに成功しました。

そして、牛乳と相性のよい食品メーカーと共同キャンペーンを開始し

牛乳が飲みたくなる状況を展開。

🥛🥛🥛

キャッチコピーは「Got Milk?(ミルク、ある?)」

🐄🐄🐄

 

以上がアメリカで最も成功したと言われているマーケティングだそうです。

 

なんと、

消費者が自分の行動のうち意識しているのは5%で

残り95%は無意識に行われているという調査結果もあるそうですね。

 

「こうすれば顧客が増えるだろう」という考えだけでなく

消費者の立場に立って根本的なことを考えるのが、マーケティングにおいて重要なことですね。🐄★

 

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カオルデザインはデザイナー、マーケター、プランナー、ウェブデザイナー、ディレクターなど、広告に関わるツールのクリエイティブ制作に携わるスタッフで構成されるクリエイター集団です。