製造業の新規営業を担うウェブ戦略とは

何故、製造業のウェブ戦略が注目されているのか

ウェブ戦略とは?

「ウェブ戦略」といったワードをコロナウィルス蔓延後、よく耳に致します。が、実際に「ウェブ戦略」の定義はあやふやなもので、一般的な共通認識としてはSEO対策(検索エンジンの最適化)、SNS活用、リスティング広告、動画活用、ウェビナー、コンテンツ作成などが挙げられると思われます。
上記はあくまでもビジネスの目的を達成するための手段、戦術と言えるでしょう。

何故今、必要であるか?

製造業はBtoBなのでウェブからの問い合わせはあまり重視せずに口コミや、お取引先からのご紹介、または展示会などで新規顧客を開拓していた為、対面商談に持ち込んでいたかと思われます。その為、製造業のHPやウェブサイトは会社案内程度のコンテンツで集約されていた企業様が多数かとおもわれます。 
ただコロナ後、対面営業が出来なくなった事で改めてウェブ戦略が着目されたといっても過言ではないでしょう。

製造業のウェブ戦略

製造業ウェブ活用

では製造業におけるウェブ戦略における戦術に関して考えていきましょう。

ウェブ戦略におけるゴールの設定

まずはウェブ戦略をするにあたってゴールの策定をする事が必須です。
ゴールの策定によって、戦術が全く変わってくる可能性があるからです。
また、ゴール設定をする事で
「何故、ウェブサイトをリニューアルしなければいけないのか?」
「何を実現したいのか?」
などを明確にし、チーム内の共通認識をしていく事が必要です。
そして、これは持論かもしれませんが、より具体的なゴールの目標を持つ事が成功への道かと思われます。

例:資料請求の問い合わせを増やしていきたい
  毎月10件→毎月25件にしていく等

自社のサイトのデータ分析すること

まずは、自社のウェブサイトをGoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)などのデータ分析ツールを使って分析していきましょう。
期間でPV数、SS数、UU数がどの程度なのか知る事が必要と言えるでしょう。
一概には言えませんが、例えば直帰率が高ければ、低くする必要があります。
また、製造業の業態別の競合サイト自体の数値の平均値を見てみる事でアベレージが知れる為、1つの指標となりそうです。
最近はウェブサイトをリサーチしてくれるサービスも展開していますのでそちらを使ってみる事もお勧めです。

いざ実行

データを確認し、他社サイトを比較する事で何が課題なのか見えてきた事でしょう。
流入が少なければ、SEOの強化をして行くことや、リスティング広告をしていく事も必要かと思われます。
ただ、弊社の実績として製造業のウェブサイトの課題はどう流入をさせるか?という事よりそもそもの前提として今の時代に沿ったウェブサイトの最適化が出来ているか?といった部分を見つめなおしていきましょう。
戦術にあったウェブサイトの設計を見直す必要があります。

ウェブサイトの最適化とは?

例えば、今のウェブサイトに必要な設計として挙げると、

・スマホ対応(モバイルファーストインデックス、MFI)
・レスポンシブデザイン
・常時SSL化
・SEO対策
・UI/UXデザイン

等が挙げられるかと思います。
BtoBの企業サイトであれば、PCデバイスの比率も多いかと思われますが、Googleの検索上位の評価がモバイルファーストインデックスを提唱している為、欠かせないと思われます。まずは今のユーザー、評価基準に沿った基本設計をする事でウェブ戦略は生かされます。
例えば、広告費を費やし、自社サイトに流入するユーザーを増やした所で、操作性、見にくいサイトだったらユーザーは如何でしょうか。
直帰率は高い数値となってしまい、折角流入してきたのにも関わらず、画面が見づらく、問い合わせに行きつきにくいサイトとなってしまう為、
まずは基礎設計が最適化されているか見直していきましょう。

コンテンツ内容を考えよう

施策や、ゴールの目標設定にもよってコンテンツは変わってきますが、
ここでは製造業にのウェブサイトにおけるコンテンツをお話していきたいと思います。
ポイントとしては取引先を探しているユーザーがあなたのウェブサイトに訪れた時に、「どんな商品/加工を扱っているのか?」「信頼・安心における会社なのか?」「競合他社と差別化できるポイントとは?」といった視点で何のコンテンツを置けば良いか下記にまとめました。

・「安心」「信頼」してもらうなら企業情報

企業情報などに記載されている概要、沿革、アクセスのコンテンツを置く事で、各ステークホルダーに対して、取引が出来る会社なのかどうかを判断できると思います。
こちらに関しては製造業に限らず色々な業種に言える事だと思われますので必ずコンテンツとして置く必要があります。

・サービス、加工品などを知ってもらう為には事業紹介、設備紹介

こちらも言わずもがなですが、事業紹介ページや商品紹介を置くことで「我々とは何を提供が出来る会社なのか?」を謳う事が出来ます。
ただ知ってもらう為でなく、ウェブ戦略におけるゴールの目標を資料請求25件と明確にするのであれば、資料請求してもらえるような訴求内容にしなければいけません。
製造業はニッチな分野を取り扱っている企業様も多い為、提供するものによっては設備も重要になるケースも往々にしてあります。

・見込み客の後押しには自社ならではの強み、実績

自社ならではの強みや、実績をコンテンツとして置く事で競合/他社と差別化できるポイントです。仮にあなた自身が数社ウェブサイトを閲覧したとしましょう。
提供サービスや製品があまり差別化がなければ、取引先は何を判断して選定していくでしょうか。
恐らく、自社ならではの技術力や生産体制、また管理体制など様々な事が言えると思います。
また、名のある企業様との取引や、取引先の数は信頼におけるポイントや、技術力の高さを後押しできるコンテンツになります。

 

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KD-OZ

KD-OZ

マーケティングセクション アカウントプランナーチーム所属。プランナーとしては駆け出しながら、熱意と行動力でチャレンジをする体育会系。日々、ウェブサイト制作やデザイン、マーケティングについて勉強中。