ビジネスシーンにおける判断は偏ってはいけない

判断する上で重要なこと

ビジネスシーンで毎日のようにある「判断」を求められるシーン。
責任が増えるポジションになればなるほど、そのシーンは多くなる。
中間管理職や役員、経営者は1日の中でも判断すべきシーンの連続。
その為に正しい情報を収集し、スピード感の中で的確な判断をしていく。

しかしながら、的確な情報が集まるかどうかは別。
周りに聞いたり、自分が経験をする中で、報告を受けていると

「それってビジネスになってない」

こう感じる事がある。
知人やビジネス上で同じような立場の人からも、
悩ましい事例として聞く(ことも少なくない)。

ビジネスの定義は人それぞれ。
業界によっても違うし、その人の立ち位置によっては異なる。
ただ、根本についてはそんなに違う事はない。

上手くジャッジが出来ない時。
そんな時は、往々にして「偏っている」事が多い。

「お客様は神様」「お客様は王様」

この名言、額面通りの言葉ではない。というのは、
しっかりと本を読めばわかるのだが、勘違いしている人も多い。
ここまでのエピソードはよく聞く話。
(この言葉を鵜呑みにして、客だからなんでもOKなんて本気で言う人はヤバい)

クライアント(顧客)に「仕事を出して良かった!」と思ってもらうのが大事だが
「なんでもいう事を聞けばいい」「言いにくいから(プロとしての意見を)言わない」
このスタンスは絶対にNGである。最終的には「御用聞き」になるだけ。

反面、社内のネガティブワードだけを切り取ってもいけない。
仕事に簡単なものはない。苦労するから対価として給料が発生するのだ。
頭で考える事が多いのか、身体を動かす事が多いのか。
どちらにしても苦労し、疲労はするものである。

偏ってはいけない

なので、ビジネスシーンで判断する時は「偏ってはいけない」

 ・クライアント
 ・自社
 ・利用する人たち(消費者・利用者)
  (生まれるサービスや為されるべき事で完成したコト(モノ))

3者(3点)全てが「よかった」「ありがとう」「幸せになる」
このバランスをとって考えていかなければいけない。

これは自分自身が社会人人生を歩む中で、影響を受けた人生の先輩たちが
「ビジネスシーンの判断する状況下」で大切にしていること。

若干の言葉の差異はあれど、同じ事を言っている。
自分自身も大事にしている事だし、それを教えていきたい。

広告という性質上、クライアントや協力会社との信頼関係は必須。
その中で結果を出す為に、しっかりとプロとしての意見を言う。

我々は「ビジネス」をしている。その中で生きている。
だからこそ「判断基準」を持つ事は重要なのである。

偏ってはいけないのだ。

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DK-7

DK-7

取締役/マーケティング戦略室室長。 WEBマーケティングや社内セキュリティの各種セミナー講師も担当。 尊敬する偉人は新撰組で鬼の副長と呼ばれた土方歳三。2児の父。 趣味はフットサル、キックボクシング。