今さら聞けない…「CMSとは?」

皆さん、「CMS」って聞いたことありますか?
既に利用しているという方もいると思いますが、最近では様々なサイトでCMSが使われるようになってきました
しかし、「CMS」って何だろう…今さら聞けない方もいるはず。
そこで、今回は「CMS」の基礎的なことや仕組みについて説明したいと思います。

■CMSとは

CMSとは、Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)の略で、簡単に言うと「Webコンテンツを適切に更新・管理する仕組み」のこと。
CMSが登場する2000年以前は、Web制作ではHTMLやCSSなどのマークアップ言語を用いてコードを書き、FTPサーバーにアップロードするという方法で制作をしていました。そのため、Web制作には専門の知識が必要でした。
しかし、2000年以降はCMSの登場により、専門的な知識がなくてもコンテンツを決められた箇所に入力するだけで、誰でも簡単にホームページのコンテンツ運用・管理ができるようになりました。
今では、世界の主なウェブサイトの約半分近くがCMSが利用されるようになりました。

■CMSの種類について

日本で使われているCMSのうち、大半が「ワードプレス(WordPress)」で、次に使われているのが「アドビ ドリームウィーバー(AdobeDreamweaver)」と言われています。
日本で圧倒的なシェアを占めている「ワードプレス(WordPress)」は、オープンソースのため無料で利用することができます。ワードプレスのシェアは年々増加しており、今後も増加するだろうと推測されています。
その他にも「ジュームラ(Joomla!)」「ドルーパル(Drupal)」「ムーバブル・タイプ(MovableType)」や、ECサイト構築に特化した「EC-CUBE」などもあります。

■CMS導入のメリット

まず第一に、CMS導入のメリットは「自社で簡単&スピーディーに更新ができる」「自社でホームページの運用ができる」ことではないでしょうか。
今まではWeb制作会社に依頼をしないと更新できませんでしたが、CMSを利用したサイトを運営している会社では、自社で更新部署があったり、専属スタッフをおいている会社も多くなってきました。
また、管理画面でテンプレートやプラグインなどの設定ができ、自動的に全ページに機能が埋め込まれます。
自動的に全ページに埋め込まれるので、ヒューマンエラーが起こりにくくなります。
運用コストと人為的ミスの観点からも、CMSを導入するメリットはかなりあるような気がしますね。

■CMS導入の注意点

まずデメリットとして多くあげられているのが「セキュリティの脆弱性」ではないでしょうか。CMSは、インターネットを経由するため、不正アクセスなどのハッキング、情報漏えいなどのリスクがあると言われています。
次に、「バックアップ」に関する問題。CMSはインターネット上でコンテンツを更新していくので、パソコン内のローカルデータが保存されません。
また、オープンソースのCMSの場合、公式のサポートサービスがないケースがあります。
なので、サーバーデータが飛んでしまったなどのトラブルを考えると、都度バックアップをとることをおすすめします。
あと、運用面でのコストは削減できますが、CMSのサイト制作を制作会社に依頼すると、初期コストが割高になるケースもあります。
しかし、CMS導入後の作業効率や運用コスト削減の事を考えると、そこまでデメリットにならないかもしれません。
その他にも、既存サイトからのデータ移行に手間がかかる、機能が固定しているため例外的なページが作りにくいなどもデメリットとしてあげられています。

 

CMSにはオープンソースを使った無料のものから、システム会社が独自開発した有料のものまで様々な種類があります。
それぞれ機能が異なりますので、しっかりとCMSの理解を深め、企業規模やサイトボリューム、目的や希望に合うCMSを検討することが大事だと思います。
また、更新作業にはそこまで専門知識は必要ありませんが、導入検討時にはホームページ制作会社など専門知識をもっている技術者に意見を聞くことをおすすめします。

新規ホームページ制作をCMSでご検討の方、既存サイトのリニューアルをCMSでご検討の方など、お困りの事やご相談事がございましたら、ぜひ一度カオルデザインにご相談ください。

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KD-M

KD-M

株式会社カオルデザイン マーケティングセクション所属。担当領域はクライアントサポートから社内サポート、校正作業など。正確さとスピードが求められる仕事なので、少しピリピリしてしまう事もありますが「いつも心に太陽を」を心がけています。