間取りの「DEN」「S」って何?

新築住宅やマンションの間取りで良く見かける「S」や「DEN」。
みなさん、「S」や「DEN」って何だか知ってますか?

カオルデザインでは、設立当初から不動産広告も制作しています。(不動産広告管理者要請講座修了認定者も多数在籍)
また不動産広告を制作する中で、新築住宅やマンションなどの間取り図面を見る機会が非常に多く、間取り図面からその時代の流行なども感じとることができます。
そこで、間取りで良く見かける「S」や「DEN」について、少しお話したいと思います。

■「S」や「DEN」って何?

「S」とは、納戸という意味で、サービスルームの「S」です。

「DEN」とは、簡単に言えば「書斎や小部屋」のようなものだと思います。
また、読み方は見たままの「デン」。
英語では「巣、穴、ねぐら」という意味で辞書に載っていました。
ライフスタイルに応じて、子どもの勉強スペースや在宅ワークスペース、趣味スペースとして使われる場合が多いようです。

■不動産広告のルールでは

少し難しい話になりますが、「書斎」や「納戸」は、建築基準法上の居室に該当しない個室に割り当てられた名称です。
実は「書斎」や「納戸」は、採光及び換気のための窓その他の開口部の面積の当該室の床面積に対する割合が建築基準法に適合していない個室は「居室」として認められていません。

しかし、居室として認められていない個室を「DEN」や「書斎」「サービスルーム」と表記されている間取り図面が中にはあります。
不動産広告のルールで、居室と認められない個室は、居室数として数えることができません。さらに、建築基準法で居室と認められていない個室は「納戸」と表示しなければいけないんです。
なので、間取りや物件概要に「S」や「サービスルーム」等しか書かれていない場合は、実は不動産広告のルール違反になってしまう場合があります。

しかし「DEN」すべてが居室として認められていない訳ではなく、中にはちゃんと建築基準法で居室と認められている個室を、「洋室」ではなく「DEN」と表示している所もあります。気になる方は、不動産会社の方に確認することをおすすめします。

建売住宅や新築住宅、マンションの間取りは、時代の流行や人気などを取り入れるため、時代とともに少しづつ変化しています。
自分の暮らしに合った住みやすい間取りを見つけるために、間取り図面や不動産広告を見てみると色々な発見があるかもしれません。

また、不動産広告制作のご相談がございましたら、カオルデザインまでお問合せください。


東京都立川市で20年、取引企業数3,000社/制作総件数20,000件
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 https://www.kaorudesign.com/

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KD-M

KD-M

株式会社カオルデザイン マーケティングセクション所属。担当領域はクライアントサポートから社内サポート、校正作業など。正確さとスピードが求められる仕事なので、少しピリピリしてしまう事もありますが「いつも心に太陽を」を心がけています。